2025年9月、アメリカ・サンディエゴのペトコ・パークが、野球とエンタメの境界線を超えた瞬間を迎えました。
その中心にいたのは、元日本ハムファイターズの杉谷拳士。
2年ぶりの参戦となったサバンナ・バナナズのバナナボールで、彼は再び“野球芸人”としての真価を世界に示しました。
サバンナ・バナナズは、ジョージア州サバンナを拠点に活動するエンタメ特化型野球チームで彼らが展開する「バナナボール」は、従来の野球のルールを大胆に再構築し、観客第一主義のショー型スポーツとして人気を集めています。
主なルールの特徴は下記の通り。
- 試合時間は2時間以内でテンポ重視
- バント禁止、マウンド訪問禁止など“盛り上がらない要素”は排除
- ファウルボールを観客がキャッチするとアウト
- 打者が打席中に踊る、歌う、寸劇をするのは当たり前
- 延長戦は1対1のタイブレーク方式
つまり、バナナボールは「野球×サーカス×TikTok」のような世界で勝敗よりも、“観客がどれだけ笑ったか”が価値になります。
こんな投手もいたりします。
そんなバナナボールに2025年9月5日(日本時間6日)、サバンナ・バナナズ vs ファイヤーファイターズの試合に杉谷拳士氏が出場。
登場曲にはYOASOBIの「アイドル」を選び、打席に向かう途中できつねダンスを披露。
バットを置いて踊り出すと、チームメイトや審判まで巻き込んで球場はダンスフロアと化した。
そしてその後しっかりヒットを放ち、笑いを取り、踊り、打つ。まさに“エンタメ三刀流”を披露しました。しっかりとプレーで活躍しているところが素晴らしい。ショーマンオブザゲームも獲得しております。
驚くべきはあまりにも彼が馴染んでいること。ずっとそこにいたかのような立ち振る舞いは日本のメディアでは収まりきらない才能を感じました。
「野球が楽しかったですし、バナナズの選手たちの思いが嬉しかった」とコメントした杉谷氏、現地ファンからは「もはや芸人」「天職すぎる」「スター杉谷拳士」と絶賛の嵐でチームメイトからは「彼と踊ると人生が変わる」とまで言われるほどの存在感を示しました。
2年前も出場していたようですが、全くノーマークでしたがとにかくペトコ・パークというMLBの聖地をあれだけお客さんを入れてる段階でこれからの展望が気になります。なんだかWWEなんかを見ているようなエンタメ感。さすがアメリカ。
とにかくすごい人気
杉谷氏出場のゲームはこちらでFullで観られます!
杉谷氏、ぜひ継続して参加してもらいたいです。
(Staff Suzuki)