幼き頃の記憶ははっきりしているもので印象に残っている出来事は自分の人生において何かしらの影響を与えている。
自分の場合はその中の一つにプロレスがあります。
思い起こせば小学5年生、児童館で遊んでいると夕方にテレビでワールドプロレスリングが放送していました。
それは「アントニオ猪木30周年メモリアル・フェスティバル」。
普段は何とも思わないプロレスに何故そこまで魅かれたかというとその大会で組まれていたグレート ムタvsリッキー スティムボート戦。
このグレート ムタに魅せられてプロレスの虜になりました。(その後は大の長州ファンになりましたが。)
それから土曜夕方の「ワールドプロレスリング」、日曜深夜の「全日本プロレス中継」は欠かさず録画し、週間ゴングを毎週買い、水泳帽を改造してマスクを作り友達とプロレスごっこをし、池袋のレッスルにグッズを買いに行きといった生活が始まります。
そして、グレート ムタが活躍していたWCWが日本にやってくるというニュースが飛び込んできます。
それは単なる興行を超えた「国際的プロレス交流の象徴」として、今も語り継がれる名イベント、新日本プロレスの東京ドーム興行「スターケード in 闘強導夢」。

この時に来日したWCWのレスラーはまさに当時に自分にとってのアメリカの象徴。
まずはスペシャルドリームマッチとして行われたグレート ムタ vs スティング。
そう、ムタがアメリカ武者修行中に多く闘ったライバルとしてしのぎを削った相手がスティング。当時のアメリカ星条旗カラーのペイントとコスチュームがまるでキャプテンアメリカでした。
そしてメインイベントのIWGPヘビー級 & NWA世界ヘビー級 ダブルタイトルマッチとして行われた藤波辰爾 vs リック・フレアー。両団体のベルトをかけた大一番で藤波が勝利するもその後試合中の反則行為が判明して結果が取り消しになるという事態に。当時は怒り心頭でしたよ、はい。
増刊号まで出てたのに。。。。。
そしてその大会で一番楽しみにしていたのが当時一番好きだったタッグチーム馳浩&佐々木健介vsスタイナーブラザーズのIWGPタッグ選手権。このスタイナーブラザーズがとにかくカッコよく派手なショルダータイツに入場時にはスタジャンを着用。ツープラトンのブルドッキングヘッドロックや投げっぱなしのジャーマン、スコットのフランケンシュタイナー等とにかく技も派手でめちゃくちゃ強かった。
あれから33年が経った2024年、アベマで前年から始まったWWEの放送を視聴。ASUKA選手や中邑選手が活躍しているくらいしか知らなかったのですが、見始めるとこれが面白い。

まずは自分が小学生時代に見ていたレスラーの子供達が立派に活躍してるではありませんか。
こちらはプロレスファンなら誰もが知る「キン肉マン」に出てくるビューティー ローデス。
そのモデルとなったのが戦ってるところはほぼ見たことはありませんがダスティ ローデス。
そうその息子がコーディ ローデス。
しばらくプロレスから遠ざかっていたので全然知らずでした。。。
スターケード in 闘強導夢でメインを務めたアメリカンプロレスで最も偉大なレスラーの一人と言っても過言ではない16-time World Championのリック・フレアー。
必殺技は足四の字固めとこの許しを請うポーズ。騙されてはいけません。
その娘、シャーロット フレアの堂々たる振る舞いに感動さえ覚えました。
そして、私が最も憧れたスタイナーブラザーズ。
あのリックの息子もいるよ、とプロレス好きの先輩に教えていただいたのがブロン ブレイカー。
WWEの育成ブランド「NXT」で2021年から活動しておりその見た目は父、リック スタイナーによく似た髭面。2024年にはスマックダウンに昇格。どうストーリーに絡んでくるのかと思って見ていました。
そしてあのレッスルマニア41でのポールヘイマンがセスと手を組み新たな軍団を結成。ブロンはその軍団の番犬役として大抜擢されたました。
それ以降最もリングを荒らしまくったブロンは先日、ボスであるセスに突然のスピアーをキメてヘイマンをも味方につけるという大事件が勃発しました。
セス、コーディ、ローマン、CMパンク、LAナイト... 数々のトップレスラーがいる中、今最もホットな男は間違いなくブロン。いよいよ、ブロン ブレイカーが独り立ちしそうです。WWEの中心の一人になるかも知れません。
30年以上も経ち、赤の他人の親子に夢中になるなんて誰が考えたでしょう。
ってか日本公演二日目、このカードどうするの!?
CMパンク&ジェイ・ウーソ&中邑真輔 vs ザ・ビジョン(セス・ロリンズ、ブロン・ブレイカー&ブロンソン・リード)
観に行く人、是非感想を聞かせてください。
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(Staff Suzuki)